ストーリー画像-KEENシューズに生まれ変わった、プラスチック
ストーリー画像-KEENシューズに生まれ変わった、プラスチック

KEENシューズに生まれ変わった、プラスチック

 世界では、毎分100万本近くのプラスチックボトル飲料が販売され、毎年350億本のプラスチックボトルが捨てられています(ボトルだけで!)。このボトル1本が自然界で分解されるまでに、少なくとも450年はかかると言われています。私たちにはそんな時間はありません。

幸いなことに、リサイクル素材を使って、環境負荷の少ないより良い製品作りをする企業が少しづつですが増えてきました。KEENもそんな企業のひとつ。ブーツやサンダル、シューズのさまざまな部分にリサイクル素材を採用する方法をどんどん見つけています。


シューズ作りを通してサーキュラー・エコノミーを

KEENは、サーキュラー・エコノミーに希望を持っています。サーキュラー・エコノミーとは、Circular =循環という言葉が示す通り、原材料→製品→廃棄を繰り返す直線的な経済ではなく、無限にリサイクル=再利用を可能にすること。経済の多くをこの循環型システムに移行すればするほど、最終的に生まれる廃棄物を減らすことができます。


「過去数年間、KEENはサプライチェーンの中で有害な化学物質を除去し、地球環境への影響を軽減する道を選んできました。こうしたステップの全てを誇りに思っています」

Kirk Richardson. シニアKEENコーポレート・レスポンシビリティー(企業責任)担当


私たちは、リサイクル素材や再利用素材を使用することで、循環型経済への参加を増やす努力をしてきました。たとえば、ハーベスト・フリップ・サンダル(日本未発売)のクッションには再生フォームとゴムを使用し、エレナ・スニーカーには再生キャンバスを使用しています。

また、靴のパーツには、古いリサイクルPETから作られた高機能テキスタイルを使用しています。リサイクルPETを使用するという事は、ゴミを削減するだけではなく、新たに石油を使かわないということ。これは、温室効果ガスの削減と水とエネルギーの節約を意味します。

プラスチックはどのようにして、靴やフリース、寝袋、その他多くの製品のための丈夫な素材に変身するのでしょうか?そのプロセスを、ペットボトルを例にしてみてみましょう。


ステップ1:ボトルを回収
ペットボトルは、家庭から回収されたり、海岸から集められたり、水路から釣り上げられたりしています。

ステップ2:フレークを作る
それらのボトルは選別され、洗浄され、細かく刻まれてフレーク状になります。

ステップ3:フレークがチップになる
このプラスチックフレークを溶かして小さなビーズにしたのが 『チップ』と呼ばれるものです。このチップは、保管や運搬が簡単です。

ステップ4:チップが繊維になる
チップを溶かしたものをスピナレットマシンの小さな穴から押し出します(蜘蛛の巣のようなもの)。これにより、超極細のフィラメントが形成され、それが結合して繊維となります。

ステップ 5:繊維は、ウェビング、ファブリック、または断熱材になる
このリサイクルPET繊維を紡績して糸にし、ウェビングやファブリックを製造します。そして、廃棄物、エネルギー、水の使用量、温室効果ガスの排出量を削減することにもつながっています。


「リサイクルPETを使用することで、未来のために資源を節約できます。KEENシューズもこうしたリサイクルPET素材を積極的に使っているってことは、KEENを履けばリサイクルにも貢献できていると考えると気分がいいですね!」

Himanshu Patel, KEEN Senior Materials Manager


KEENの新しいサンダルのほとんどが、リサイクルPETを使用したウェビングとコードを使用しています(スタイルによっては、1足の靴に最大9本のボトルに相当するリサイクルPETが使われているものもあります)。Revel IVのポーラーブーツにもリサイクルPETが使用されています。こうして、エネルギーや水の使用量、温室効果ガスの排出量を削減し、約100万本のペットボトルに相当するプラスチックがが廃棄物になるのを免れました。


使い捨てのプラスチックを減らそう

消費後のプラスチックを再利用し、サーキュラー・エコノミーに取り組むことは、今日のブランドにとって重要な課題です。それでは次にやるべきことはなんでしょう?そもそも使い捨てプラスチックの生産量を減らす方法を見つけることです。KEENの社員がプラスチック削減のためのロビー活動にどう参加したのか、詳しくはこちら


「プラスチックは安くて便利ですが、私たちがほんの数分で消費するものを分解するには450年かかります。プラスチック包装をなくすには、そのもとまで辿る必要があるのです。

エリサ クレメンツ, KEENグリーン・チーム


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