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ひとの心に植物を植えること

西畠 清順プラントハンターNishihata Seijun

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国内外の政府機関や企業、王族貴族など
さまざまな依頼やプロジェクトに応じて
日本各地や世界中を旅し、多種多様な植物を採集する
西畠さんの肩書はプラントハンター。
活動の拠点は、そら植物園。
18,500㎡という広大な農場には、
古木オリーブや耐寒性のヤシ、南米原産のパラボラッチョの大木など、
ここでしか見ることができない珍しい樹木が1,000種以上、管理・生産されている。
「僕たちのミッションは、ひとの心に植物を植えること」
「ボーダレスな業務を通じ、多くの人の記憶に残る植物仕事を目指しています」
屈託のない笑顔でこんな風に話す西畠さんが思案する、
「植物を通して見据える、その先の未来」について尋ねた。

プラントハンターがつくった
“植物園”へ

現在地は住宅エリアから少し離れた山の麓。細河地区は室町時代から400年の歴史を誇る、日本四大植木生産地の一つで、駅からの車での道中、さまざまな場所で植木の生産が行われている。訪れたのは「そら植物園」(大阪府池田市)、出迎えてくれたのは”現代のプラントハンター”として知られる西畠清順さんだ。

植物業界の既存のジャンルや業種にとらわれることなく、生産卸・輸出入、ランドスケープデザイン、街づくりや森づくり、イベント演出などを手がける西畠さんは、”超”がつく多忙な人。聞けば、代表を務める「そら植物園」に居られるのは年間の2割ほどで、残り8割は国内外への出張の日々だそう。

「来週からはポルトガルに行ってきます。どんな植物と出合えるか、今からワクワクしています」

政府機関や企業、王族貴族など、国内外にさまざまなクライアントをもち、”ひとの心に植物を植える”活動に尽力する西畠さんは、本日も超多忙。2時間の取材中も、農園で働くスタッフたちにさまざまな指示を出し、その姿はさながら、オーケストラの指揮者のようだ。

「庭をつくることも、デザインすることも、イベント演出や空間緑化することも、卸業務も、みな本質は同じだと思うんです。僕にとって、それらは植物を届ける手段の一つであって、目的ではありません。大事にしているのは、目的や要望に応じて最適な植物を最適な方法で届け、貢献することなんです」

西畠さんはこれまで誰も真似できない独自のスタイルと哲学をもち、誰かの依頼を叶えるため、40余名のスタッフと共に、プラントハンターとして植物を届けてきた。

造園工事用プランター植栽の在庫数日本一、近年の新樹種を広めたパイオニア……こんな言葉が示すように、農場(そら植物園)を散策すると、南米原産のパラボラッチョの大木や古木オリーブ、アフリカやオーストラリアに自生するバオバブ、造園用の多肉植物、耐寒性のヤシなど、貴重な植物が場内に所狭しと並んでいる。取り扱う樹種は1,000種以上。「植物園も僕たちのクライアントなんですよ」と、西畠さん。

そら植物園の命名の由来を尋ねると、「活動名のそら(宙)は、どこまでも続く時間。植物園には、僕たちが植物を植えた全てのひとたちの心のことを意味します。ひとの心に植物を植える。こんな想いを大切にしているんです」

ボーダレスに活動し、
ひとの心に植物を植えたい

現在、45歳。幕末から続く植木問屋の五代目として育った西畠さんは、高校卒業後、海外留学や放浪の旅を経験した後、自然な流れで家業に入った。希少な植物を扱ってきた先人の足跡を辿りながらも、30歳を過ぎた頃から自分らしいスタイルを確立していくこととなる。

「樹齢1000年のオリーブ大樹を移植するプロジェクトを任されたことが、僕自身の転機になりました」

時は2011年3月15日。スペイン南部のアンダルシアから1ヵ月間約10,000㎞の海路を経て、オリーブ大樹は小豆島へ。東日本大震災の直後だった。「僕自身は植物を届けただけのつもりだったけれど、植樹式の時、植物を通じた平和への願い、メッセージの強さを実感しました」と、西畠さん。

この出来事が転機の一つとなり、西畠さんは家業の植木問屋からの独立を果たし、翌2012年に「そら植物園」を立ち上げるに至るのだった。

取材中、某プロジェクトに向けた樹木の「掘り取り」(根を傷つけないよう樹木の周囲を掘り起こす作業)、クレーン車を使った「根巻き」(掘り上げた根鉢が崩れないよう麻布や縄で保護する作業)などをスタッフとともに、スピーディに作業を進める西畠さん。「この農場に居られる時は朝から日が暮れるまで、こんな風にさまざまな作業をしています」と、笑顔を覗かせる。

時間は有限。西畠さんを見ていると、1分たりとも時間を無駄にしたくない、という想いが伝わってくる。園内を歩きながら適所でスタッフに声をかけ、ときに語気強く指示を出す姿に”職人魂”を感じるのだった。

「現場は少しピリッとしているぐらいが丁度いいと思うんです。僕自身、毎日が勉強です。地球上には27万種の植物が自生していると言われていて、僕が知っているのはそのほんのわずか。効率よく育てられた木よりも、あるがままに生きている木に惹かれるので、プラントハンターとして立ち止まることはできません。まだ見ぬ、世界中の植物と出合いたいですからね」

2023年からは植物の可能性への探究心がそのまま会社となったような個人事務所「office N seijun」をスタート。プラントハンターとして20年以上、延べ数百万㎞におよぶ地球上のあらゆる自然環境を自ら歩んだ旅から得た膨大な経験、1,000を超えるプロジェクトを成功させてきたリアルな知識、独自の温かい知恵をもとに、ボーダレスな舞台でも活動中だ。

「植物や自然・環境の視点を軸に、緑化やランドスケープデザイン、ESG経営や地方創生の企画立案、商品開発や新規事業支援まで、さまざまに活動しています。メディア出演や講演も”自然と人のつながり”を社会へ発信するために大切にしているんですよ」

そう、西畠さんは超多忙な人なのである。

長く選ばれてきたものには
“理由”がある

「植物を通して見据える、その先の未来 」について尋ねると、ひと呼吸置いて、西畠さんからこんな言葉が返ってきた。

「僕がずっと大事にしてきたのは、”ひとの心に植物を植えること”です。そのためには、ボーダレスなあらゆる業務を通じ、多くの人の記憶に残る植物仕事をするべきだし、自ら率先して仕事に取り組みたいと思っています。僕が生業にしている”木を植える”という行為そのものが未来に繋がることなので、そういう意味では”BUILT for BEYOND.”の精神は大切にできていると思いますね。植物には想いや情緒で人を結びつけることができるパワーがあると信じているので、世界中のあらゆる植物を介した社会的な活動を通じ、未来を創造していく一助を担えたらなぁ、と考えているところです」

地球と人とのやさしい繋がりを大切にするKEENにも、「共感できる部分が多くあります」と西畠さん。聞けば過去には、フィリピンのパラワン島にあるビクトリア山に登った際、KEENのシューズを履いた経験から「KEENへの信頼感はありますよ」と続ける。

「普段身につけるものにはこだわりが多いほうではないけれど、KEENのシューズには足元を守ってくれている安心感があります。”長く使えるモノづくり”の姿勢にも共感できます。アウトドアフィールドでも街中でもシーンを選ばずに履けるデザインもいいですね。今日履いている『TARGHEE EXP MID WP(ターギー イーエックスピー ミッド ウォータープルーフ)』は色みがまず、気に入りました。しっかり足全体をホールドしてくれる感覚があるのに屈曲性があるので動きやすく、長時間履いていても疲れなそうですね。長く選ばれてきたものにはきちんと理由があるので、そういう点でも『TARGHEE EXP MID WP』は信頼できるなぁと思います」

西畠さんへの取材も終盤戦。初夏を思わせる心地よい日差しの中、取材の締めくくりに西畠さんのこれからについて聞いた。

「今日、話を聞いていただき、日々忙しく過ごしていることは伝わったと思います。僕や『そら植物園』を求めてくれる人たちがいる限り、ペースを変えることなく、前に進み続けたいですね。地球上にはまだまだ認知されていない植物や樹木が多くあるので、新樹種を探す旅も続けていきます。あとはそうだ、自分らしい表現方法でYouTubeを開設する予定なのでご期待ください」

“現代のプラントハンター”の旅はまだ始まったばかりだ。

西畠 清順Seijun Nishihata

プラントハンター / そら植物園株式会社 代表取締役 / 株式会社 office N seijun 主宰。
日本各地、世界中を旅してさまざまな植物を収集し、国内外の政府機関、企業、王族貴族など、さまざまな依頼やプロジェクトに応じて植物を届ける現代のプラントハンター。
2012年、“ひとの心に植物を植える”活動・そら植物園を設立し、いまでは年間200トン以上もの植物の国際取引を行い、不動産開発におけるランドスケープ案件や森づくりなどの緑化、企業の広告案件から数々のイベントやアートプロジェクトなど、累計1000件を超える多様な案件を成功に導き、業界に旋風を巻き起こしている。
近年では“植物のあらゆる可能性に挑戦する企画会社”、office N seijunを創業し、自然や環境分野をベースに数々のコンサルティング業務を請け負い、植物に関連する多様なベンチャー会社を立ち上げるなど、ボーダレスな活動を展開している。
https://from-sora.com
https://o-seijun.com

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TARGHEE EXP MID WP

ターギー イーエックスピー ミッド ウォータープルーフ
カラー:MARTINI OLIVE/MARTINI OLIVE
重量:493g(27cm片足)

『TARGHEE II』をアップデートした
アーバンアウトドアブーツ

ハイキングブーツのロングセラー『TARGHEE II』をアップデートした、ミリタリーテイストと独自スペックをハイブリッドしたアーバンアウトドアブーツ。アッパーには耐久性に優れた500デニールのナイロンと通気性を⾼めるパフォーマンスメッシュを採⽤。硬度の異なる2種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール、クッション性と安定性に優れ、軽量性を損なうことなくサポート性を⾼めるスタビリティシャンクを搭載。 トゥ・スプリングを高くしているため、スピーディーな動きに対応します。 TARGHEEコレクションは幅広タイプの木型を使用しているので、ゆとりのある快適な足入れ感も特徴。

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